Bowmore
ボウモア
アイラ島最古の蒸留所。「アイラの女王」と称される。島の中心・ボウモア村に位置し、 海面下に熟成庫を持つ世界でも珍しい蒸留所。フロアモルティングを継続。 バーボン樽とシェリー樽のバランス型熟成でフルーティーなスモーキーさが特徴。
Isle of Islay — Scotch Whisky Guide
スコットランド西岸に浮かぶ小さな島。人口わずか3,300人のこの地に、 世界最高峰のシングルモルトウイスキーを生む10の蒸留所が集まる。 ピートの煙と大西洋の潮風が生む、唯一無二の島。
アイラ島(Isle of Islay / ゲール語:Ìle)はスコットランド西岸のインナー・ヘブリディーズ諸島最南端に位置する。 面積約620 km²、人口わずか3,300人というこの小さな島に、世界最高峰のシングルモルトウイスキーを生む蒸留所が密集している。
島の地理的特徴として最も重要なのがピート(泥炭)だ。島の80%以上がピート地帯で覆われており、 スコットランド本土のピートとは異なり、海藻・海洋植物も堆積したものであるため独特のヨード・磯臭が生まれる。 この成分が麦芽乾燥時に吸着し、アイラウイスキー特有のスモーキーで潮っぽい風味の源となっている。
ピートの堆積速度:約1年で1mm。1mの深さのピートは約1,000年かけて形成された。 南部(ラフロイグ・アードベッグ周辺)は古く重い層でフェノール成分が特に高い。
ボウモア
アイラ島最古の蒸留所。「アイラの女王」と称される。島の中心・ボウモア村に位置し、 海面下に熟成庫を持つ世界でも珍しい蒸留所。フロアモルティングを継続。 バーボン樽とシェリー樽のバランス型熟成でフルーティーなスモーキーさが特徴。
ラフロイグ
「アイラの王者」。ヨード・医薬品・正露丸様の独特の風味はスコッチの中で最も個性的。 英国王室御用達(チャールズ3世愛飲)。フロアモルティングを継続。 ゲール語で「広い湾の入り江」の意。Friends of Laphroaig会員には土地1平方フィートが贈られる。
アードベッグ
アイラ屈指のヘビーピート。1981〜1997年の長期閉鎖後に復活し一気に世界的名声を得た。 LVMH傘下。「複雑さの中の甘さ」が評価される。世界数十万人の会員を持つArdbeg Committeeファンクラブが存在。
ラガヴーリン
ゲール語で「製粉所のある溝」。ディアジオのクラシックモルト6選の一つ。 業界最長クラスの蒸留時間と長時間発酵が特徴。シェリー系の風味が際立つ。ロン・スワンソン(パークス&レクリエーション)が愛飲する蒸留所として米国でも有名。
ポートエレン
1983年閉鎖後、2023年に再開。「ゴーストディスティラリー」として長年希少価値が高騰し、 年次リリースは1本数十万〜百万円以上で取引された。ディアジオが約1億ポンドを投資して施設を新設。 隣接するポートエレン・モルティングスは閉鎉中も稼働を続けた。
カリラ
ゲール語で「アイラ海峡」の意。島内最大の生産量。多くがジョニーウォーカーのブレンド向け。 ジュラ島を望む絶景が有名。アンピーテッド版も製造。ウイスキー通には「隠れた名品」として高評価。
ブルックラディー
ゲール語で「海辺の傾斜地」。3ラインを展開:ブルックラディー(ノンピート)・ポートシャーロット(40ppm)・オクトモア(100〜300ppm超)。 レミーコアントロー傘下。スコットランド産大麦100%にこだわるシリーズも。
ブナハーブン
ゲール語で「川の口」。アイラ最北東端の秘境。ほぼノンピートのシェリー熟成で「甘いアイラ」として異彩を放つ。 島内最も背の高いポットスチルで軽い原酒を生成。アクセスが難しく秘境感が魅力。
キルホーマン
1881年以来124年ぶりのアイラ新蒸留所。家族経営のファームディスティラリー。 大麦の栽培から瓶詰めまでをほぼ農場内で完結。フロアモルティングを実施。 Machir Bay・Sanaigなど海岸地名を冠した製品で知られる。
アードナッホー
最北端近くの眺望抜群の丘の上に位置。ハンター・レイン傘下。 長時間発酵(65〜70時間)を標準採用。ワームタブ式コンデンサーで独特のミートスパイシーな風味を生む。 木製ウォッシュバックを採用した伝統的製法。ジュラ島を一望できる。
ポートイントルアン(Portintruan)
計画中
ポートエレン近郊に、静かに姿を現しつつある11番目の蒸留所。
Elements of Islay や Port Askaig を手がけるインディペンデントボトラー、
Elixir Distillers が主導するこのプロジェクトは、アイラ島の蒸留所の物語がまだ終わっていないことを示している。
生産の詳細や正式な開設時期は未発表。
アイラ島への旅はこれから。訪問後に各蒸留所レポート・旅行記・テイスティングノートを掲載予定です。